《美馬町お寺巡り》 令和3年10月20日(水)(参加者15名)
只安 健一(石井)
当日の天候は曇りで気温17度と肌寒く、少し厚着をして自宅を出発しました。石井駅発9時11分の特急列
車に乗車、車内は空席が目立っていて、すぐに徳島駅から乗車の健歩会のメンバーを見つけて合流。次の
停車駅の鴨島駅で2名が参加し、10名の仲間と貞光駅を目指し出発。約40分ほどの乗車で貞光駅に9時
52分到着、数年ぶりに特急列車に乗車しましたが、やっぱり特急は早いのを実感しました。
貞光駅で地元出身の小橋さん、藤田さんと合流。本日の行事予定等を説明した後、地元の小橋さんの先導
で美馬町を目指し、いよいよ歩く会のスタートとなりました。春には桜がきれいな吉野川堤防道路にある
「桜づつみ公園」を進み、河川敷にある公園、パークゴルフ場を眺めながら赤色の美馬橋に到着。橋は自
動車道と柵で仕切られた自転車・歩道専用レーンがあり安心して橋を渡ることが出来ました。

40分ほどして道の駅「みまの里」へようやく到着し、現地で待っていた二人と合流、途中の美馬橋で合
流したメンバーを入れて15名の参加者になりました。
ここでしばらくトイレ休憩時間をとり、最初の目的地である常念寺に向け出発しました。県道12号鳴門
池田線に沿って20分程歩くとお寺に到着。
常念寺は浄土真宗のお寺で、山門前には「憩いの苑」と呼ばれる広さ450坪にも及ぶ庭園があります。早
速、山門前で集合写真をとりました。

広い庭には、多数の松の木等が整然と植えられて、手入れも行き届いており、山門入口からの眺めは大変
美しかった。
常念寺を後にして、次の目的地を目指し、今度は地元の藤田さんの先導で出発しました。県道12号線から
町道に入り住宅地を20分程歩き閑静な「寺町(てらまち)」の一角にある安楽寺にお昼前に到着しまし
た。
お腹もすいたのでお寺のすぐ前にある「寺町公園」で昼食にしました。公園はきれいに整備されていて、
屋根付きの休憩所があり、久しぶりに行事に参加されたメンバーとお互いの近況などを話しながら、自然
の中でおいしい昼食をとることが出来ました。
「寺町(てらまち)」には、願勝寺・安楽寺・西教寺・林照寺の四つのお寺が隣接していますが、今回は
願勝寺と安楽寺を参拝する計画です。昼食後、まず安楽寺を参拝しました。
安楽寺は、<浄土真宗・本願寺派>のお寺で、豪壮な山門が朱塗りであることから、赤門寺の名で親し
まれています。また、本格的な能舞台を備えている県内唯一のお寺として有名です。本堂を参拝した後、
早速、能舞台を見学しましたが、舞台正面に大きな松の木の絵がまず目に入り、舞台も広く、初めて本格
的な能舞台を見ることが出来ました。その後、朱塗りの山門前で記念の集合写真をとりました。

次は、願勝寺に向かいました。願勝寺は<真言宗・御室派>のお寺で、奈良時代に建立され歴代守護や藩
主の庇護を受け郡内を代表する寺院となったそうです。「山門」は国の登録有形文化財に登録され、県の
名勝に指定された庭園があります。山門を抜け、まず本堂を参拝し、庭を拝観するためお寺の方の案内で
本堂内の裏庭へ、そこには幅30m、奥行き16.5m、高低差約4mの斜面に地産の青石を用いて造られた「枯
山水の庭園」がありました。この庭は、南北朝時代の築造と推定されていて、大変歴史のある庭園を拝観
することが出来ました。
願勝寺前で道の駅「みまの里」へ行くメンバーと貞光駅へ向かうメンバーに分かれて出発し、全員無事に
帰宅の途に就きました。
今日の万歩計は16,800歩を記録していて今年最長距離の歩く会となり、皆さん足が疲れたのではないで
しょうか。大変お疲れ様でした。