徳島電友会 サークル活動

=各サークルの活動状況を会員の皆様にお届けします=

眉秋俳句会 通回 449回

2016年5月21日(土)

眉秋俳句会 通回 449回

  青葉の美しい季節、日帰り旅行などに出かけて、チョッと1句

 書きとめて句会に臨むのも楽しいものです。

  それでは、5月21日(土) OBサロンで開かれた俳句会の

 俳句をお読みください。        掲載は名前の50音順です。

 

大住 清美

    夫の名が  奉納石に  聖五月

     夏めくや  目を閉じ聴きし  馬頭琴

加治 道子

     夏霧に  入相(いりあい)の鐘  溶けゆけり

     夏萩や  河の風巻く  山の寺

日開 桃花

     楠若葉  山盛り上げて  光り呼ぶ 

     山女の斑(ふ)  渓流岩を  とぎ澄ます

平井 孝子

     病む君に  探す言葉や  青嵐

     春の虹  どっしりたちて  窓せまる

堀江 邦子

     枕辺の  瀬音高ま り  夏に入る

     夏の雲  沖に動かぬ  白い船

吉岡 由子

     庭園は  かっては古墳  風涼し

     参道を  人は牛歩に  若楓

和田 偕子

     清流に  彩なす百の  鯉のぼり

     山若葉  奥へ奥へと  けもの道