眉秋俳句会 令和3年10月例会
眉秋俳句会は10月16日(土曜日)13:00からOBサロンにて例会を行いました。
掲載は名前の50音順です。

大住 清美
草枯らしまきてひと息秋に入る
わずかなる戸口の軋み草の花

加治 道子
奥会津子供ばかりの村歌舞伎
アルプスの岩に寝て見る秋の雲

加茂 陽子
ロボットに出迎えられる秋日和
長唄の演奏終えし良夜かな

高木 閑人
蓮の実の三寸飛んでモネの夢
夕顔や橋を数える屋形船

平井 孝子
出発の声に広がる秋の空
秋空にもの申すこと何もなし

堀江 邦子
悲しみを背負い逆打ち秋遍路
旧友の手書きの便り鰯雲

吉岡 由子
望の夜の傘寿とくいの軍歌かな
暗渠のかすかな音や星月夜
